翻訳の森 Diary

翻訳の森を迷走中

★マイケルを苦しめたもの

I want his children to know there was nothing strange about your daddy, it was strange what your daddy had to deal with.  Rev. Al Sharpton

7月7日のマイケル・ジャクソン追悼式で、アル・シャープトン師が言った言葉。とても心を打ちました。彼は著名な黒人運動指導者ですが、そういう政治的なものではなくて、人間的なものを感じました。

「マイケルの子どもたちに知ってほしい。きみたちのお父さんは、何も変じゃなかった。変だったのは、お父さんが相手にしなければならなかったものだよ」

シャープトン師の言う、「マイケルが相手にしなければならなかったもの」って、何でしょうか?

マイケルが「可愛がっているよその子どもたちと同じ寝室でゴロ寝することがあるよ」と言うと、小児性愛者だと決めつけたアメリカのメディア。
彼らは、九人兄弟のマイケルが、小さな家で重なるように寝ながら仲良く育ったという生い立ちを理解しようとしませんでした。

メディアは、マイケルが「色が白くなる病気だ」と告白してもまじめに受け取らず、「白人になりたかったのだ」と報道し続けました。

マイケルが「鼻と顎の美容整形をした」と言っても、「きっと顔中全部整形だ」とおもしろ可笑しく書き立てました。

マイケルが闘っていたもの、それは人種偏見? きっとそれだけじゃない。無理解。 無知。 
自分と違うものを受け入れる寛容さの欠如……
自分と違うものを推し量る想像力の欠如……
マイケルを苦しめたものは、アメリカのメディアにだけじゃなくて、わたしたちの中にもきっとある。他人事じゃないと思います。


michael and al


2002年7月9日 ニューヨーク・ハーレムのアル・シャープトン師のオフィスでの二人。
マイケルは「僕がエルヴィスやビートルズの記録を破り始めた途端に、変人・同性愛者・児童性的虐待者などと呼ばれるようになった。肌を漂白しているとも言われた。僕が大衆の敵となるよう、あらゆる手段を使ってきた。これは陰謀だ」と、音楽業界やマスコミの姿勢を糾弾。「何かアクションを起こそう。忘れないでほしいのは、肌の色に関係なく皆が兄弟だという事だ」(以上、Michael Jackson's Moonwalkerさんのサイトより)
http://moonwalker.jp/

タグ : マイケル・ジャクソン

全てに同感です
私たちはマイケルにいただくばかりで 何も彼に与える事ができなかった。悔しいです。彼は等しく全てに捧げ尽くして一生を過ごした。奪われても怒らず、騙されても恨まず、全てに愛情と真心を力の限り注いで、自分は何の欲もみせなかった。ため息が出るほど清らかな崇高な命の持ち主だと痛感するばかりです。
[ 2009/08/08 16:30 ] [ 編集 ]
>「マイケルの子どもたちに知ってほしい。きみたちのお父さんは、何も変じゃなかった。変だったのは、お父さんが相手にしなければならなかったものだよ」

これは私もずっと思っていたことなので、とても共感しました。
マイケルというより、マイケルを取り巻く環境等々、異常としか思えませんでしたから。

パリスちゃんはシャープトン氏のこの言葉にすぐ立ち上がり拍手を送っていましたね。彼女は11歳ですがもう分かっているんですね。

マイケルに変人であって欲しいというメディアや大衆の無意識の欲望の強さを感じています。

自分を優位において満足するために、見下す対象が欲しいという醜い願望、それがあらゆる差別の根底にあると思います。

>自分と違うものを受け入れる寛容さの欠如……
>自分と違うものを推し量る想像力の欠如……
仰るとおりです。
大概の方は不寛容が当たり前で疑問にも思いませんから。

大変申し訳ないのですが、強制的に別枠から音楽が出て、貼って頂いた動画の音声が聞こえないのですが、どのような操作をすればよいかお教えいただけませんか?
[ 2009/08/08 21:47 ] [ 編集 ]
ドロシーさん、コメントありがとうございます^^

左の音楽は、右下の三角を押したら止まります。自分でストップしたりスタートしたりできるように一応なっています。取り急ぎ。。
[ 2009/08/08 23:42 ] [ 編集 ]
三猫さん

コメントのレスの順番が逆になってしまってごめんなさい!!!

マイケルの人を信じやすいところ、子どものように無邪気なところが周囲の人に利用されていって、どんどん負の連鎖を生んで、最終的にはあの無責任なマーレー医師に命を任せるという恐ろしい結果につながったのではないかと思うと、とにかく悲しいです。。
[ 2009/08/09 11:47 ] [ 編集 ]
マイケルも
Black or Whiteのパンサーダンスの後に「偏見は無知なり」とメッセージを出していましたよね。どのメディアも、マイケルに「あなたはヴァージンか」ときいたり「整形は何回したのか」なんて 本当に下らない質問ばかりし続けて終始してしまいましたよね。彼のような稀代の天才に 教えてほしいことは他にも沢山あったはず。彼が大切に思っていること していかなければならないと思ってること 彼にふさわしい興味の向け方があったはずですよね。
ゆみさんにおききしたいのですが よくマイケルのことを「Jacko」と表現されているのを見ますが、この呼び方のニュアンスって どう受け止めたらよいのでしょうか?やや揶揄的に聞こえるのですが ファンもそう呼んでいるのをみました。ご存じであれば教えていただきたいです。
[ 2009/08/09 18:10 ] [ 編集 ]
Jackoの意味
三猫の母さん

お返事遅くなってごめんなさい。

Jackoですが、最初は Jacko Wacko(頭がおかしい人)というふうに、すごく偏見に満ちたものでした。イギリスのゴシップ紙などから生まれた呼び方だと思います。

でも、ある時期から、そういうネガティブに使っている人だけでなく、悪気がなく知らないで使っている人も増えたきたように思います。

たとえば、欧米のファンサイトなどでは、ファンのくせにJackoという言葉を知らないで使っている人もいます。

なんとジーニアス英和大辞典には、
【名】ジャコウ《Michael Jackson の愛称》.
と、堂々と出ていますw

時間が経つと言葉の持つ意味が変わる例の一つかもしれませんが……わたしは元の意味を知っているので絶対使いませんけど。

[ 2009/08/12 00:41 ] [ 編集 ]
やはり
あまりよい響きとは思えず 違和感がありました。詳しくご説明いただき ありがとうございました。
ロンドンに行くつもりで 英語の勉強に遅まきながら取組んでいました。ロンドン行きがなくなっても マイケルのメッセージが もっとリアルに理解できるようになりたいので これからも少しずつでも頑張ります。そんなわけでCNN ENGLlSHの定期購読をはじめているのですが 今月少しマイケルの特集がされていて シェールのよせたコメントにまた涙してしまいました。次の機会に 原文と訳とを こちらに寄せさせていただきます。もう目にした方もいらっしゃると思いますが。リズのコメントもとても切ないものでしたが シェールのコメントにも胸をうたれました。
[ 2009/08/13 21:30 ] [ 編集 ]
度々おじゃましてすみません
現代思想読んでます。臺 次郎さんという方の寄稿「僕は彼のためになら天国があるという方に全部賭ける」に泣いています。マイケルの埋葬について 何も報道がないですね。もう早く解放されてほしいと思ってしまいます。
[ 2009/08/14 09:53 ] [ 編集 ]
三猫の母さん

こんばんは★
コメント、ありがとうございます。

シェールのコメント、知りたいです!!
子ども時代からマイケルをテレビ共演などを通じてよく知っている彼女だから、きっと素晴らしいコメントだと思います。また、おひまなときに教えくださいね。

CNNの雑誌? があるのですか??
わたしも、ネットではよくCNNのサイトを見ていますが。

現代思想のあの記事、よかったですね。
最後のことば、泣いちゃいますよね。マイケルが音楽にショートフィルムにステージに命を削って生きていたこと、わたしたちを楽しませることに命を賭けていたこと、忘れません。彼はきっと天国にいますよね。
[ 2009/08/15 00:19 ] [ 編集 ]
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