翻訳の森 Diary

翻訳の森を迷走中

『聞いてないとは言わせない』

ジェィムズ・リーズナー"Dust Devils"を田村義進先生が翻訳なさっています。
dust devil とは、つむじ風のことだそうです。
日曜日、読み始めたら止まらなくなって、一気に最後まで読んでしまいました! 翻訳なのだと意識させられる場面がまったくなく、やっぱり先生の翻訳はすごいなぁとあらためて驚きでした。
去年、勉強会で自分自身が最初の部分を訳してみただけにそのすごさが実感できました。自分と先生を比べるなんておこがましいのですが、最初の20ページ足らずを訳しただけですが、自分ではうまい日本語に移しかえられずにギクシャクした表現のオンパレードだったので……。
この作者の描くちょっとドライで、でも洗練されたものが感じられるハードボイルドの世界は大好きだったので、自分でうまくかっこよく訳せないのが悔しかったのを憶えています。

先生の『聞いてないとは言わせない』の主人公のグレースがとても魅力的。読んでいると彼女のイメージが立体的に立ち上がってきます。ストーリーにかかわるので何も書けないですが、とにかく彼女の潔い生き方がかっこいいの一言。

お話自体も、サスペンス、アクション、ロマンスが渾然一体となった一級のハードボイルド・ノベルで、最高のエンターティメント! 最後の最後までおもしろかったです!!(読んでいない方には、この最後の意味がわからないでしょうねw)

聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫)聞いてないとは言わせない (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2008/06/06)
ジェイムズ・リーズナー

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Dust DevilsDust Devils
(2007/05/31)
James Reasoner

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この英語版のカバー、本屋で見ても絶対自分から手に取りそうにない感じです……
(^^;)
翻訳版のカバーの方がかわいいし中身に合っている気がします!
[ 2009/04/20 13:01 ] ◇読書 | TB(0) | CM(0)
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